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当財団は、Asian Culture Award2021受賞者を発表いたしました。

当財団は、Asian Culture Award2021受賞者を発表いたしました。
~地域や国境を越え、⽂化芸術分野を下支えする方々を対象としたアワード~

詳細はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000049826.html

東方文化支援財団(東京都品川区 代表理事:中野善壽)は、地域や国境を越え、文化芸術分野を下支えする文化人の支援・称賛を目的としたAsian Culture Award2021(以下、ACA)の受賞者を発表いたしました。 2020年に当財団が設立し、2年目の開催となるACAは、東方(アジア圏)を中心に、地域や国境を越えて活躍し、文化・芸術・社会分野を下支えしているにも関わらず、その栄えある実績に対して十分にスポットライトが当たっていない人物を対象としたアワードです。 審査は、芸術・文化行政・地域文化など、多様な分野の第一線で活躍する識者が担い、本年度においてもボーダレスな活躍が期待される方々3名の受賞が決定いたしました。 本受賞が、幅広い⽂化芸術分野を下⽀え、貢献している方々にとって、さらなる躍進となるよう、当財団は受賞者の新たなネットワーク構築や、創作活動の幅を広げるためのサポートをおこない、東方文化圏における文化・芸術の発展に寄与してまいります。

ACAの概要および当財団の取組みについては、以下をご参照ください。

【Asian Culture Award(ACA)2021概要】
名称:Asian Culture Award 2021
受賞対象:地域や国境を越え、⽂化芸術分野を下支えする方々
賞金額:1名につき100万円

選考基準:
・特にアジア圏(東⽅)より世界に向けて、地域や国境を越え、ボーダレスに活躍が期待される⽂化⼈を対象とする
・⽂化芸術分野でジャンルや領域を限定せずに、実⼒ある活動を継続しながら創作活動を続けている方々
・幅広い⽂化芸術分野を下⽀えし貢献している方々にとって、更なる躍進のためのきっかけとする

審査員(敬称略/五十音順):
・青柳 正規(多摩美術大学 理事長/第21代文化庁長官)
・秋元 雄史(練馬区立美術館 館長)
・安倍 昭恵(元内閣総理大臣夫人/社会貢献支援財団 会長)
・大西 洋(羽田未来総合研究所 代表取締役社長/日本空港ビルデング 取締役副社長)
・來住 尚彦(一般社団法人アート東京 代表理事)
・隈 研吾(建築家・東京大学特別教授、名誉教授)
・榊田 隆之(京都信用金庫 理事長)
・Tony Liu(M&C SAATCHI aeiou CHAIRMAN, CHIEF CREATIVE OFFICER)
・中野 善壽(東方文化支援財団 代表理事)
・二之湯 武史(桜美林大学客員教授/元参議院議員)
・王 玉圜(春夏有限公司)

【Asian Culture Award(ACA)2021受賞者について】
受賞者(敬称略/五十音順):
・小篠 敏之(オザキ トシユキ)(株式会社 鳥羽屋(とばや) 代表者)
1655年創業の鳥羽屋は、国内で和楽器の弦を製造販売している6社の中で一番歴史があり、小篠氏は10代目。 生糸と呼ばれるセシリンを多く含んだ蚕の生繭から作られた糸を原料として、染色・糊付・伸張・裁断を施し、強く縒りのある糸を作り上げている。 雅楽用の絃を製造しているのは、鳥羽屋が国内唯一で2015年、国・無形文化財選定保技術の保持者に選ばれている。

・小林康生(コバヤシ ヤスオ)(越後門出和紙(えちごかどいでわし)職人)
越後門出和紙は、門出地区で伝統的に漉き続けられてきた和紙。伊沢紙は、厚紙で傘紙、凧紙など主に加工用紙、ふわた紙は、寸法がやや小さく風の強い海岸よりの障子紙として活用していた。 小林氏は、五代目であるが、現在では1戸のみとなっている。

・谷川 清三(タニガワ セイゾウ) (きせる専門店 谷川清次郎商店 代表)
享保年間に創業した谷川清次郎商店の9代目で、莨(たばこ)文化、喜世留(キセル)文化の伝承者。 刻み莨は、江戸時代に刃物技術が発達したことにより、髪の毛ほどに細かく刻まれた莨が一般的になり、それに合わせて火皿もコンパクトになり、 叺(かます)に入れて持ち歩く携帯用のキセルも普及した日本発祥の文化。刻み莨、喜世留、叺、莨盆などの一式を世話できるのは国内唯一、谷川清次郎商店だけである。

第1回のACA 2020の受賞者については、下記をご参照ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000049826.html