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「Asian Culture Award(ACA)2021」感謝状等授与の報告

2020年に当財団が設立いたしましたアワード「Asian Culture Award(ACA)」は、コロナ渦中であることを鑑み、当財団代表理事 中野が、各受賞者のもとを訪問し、感謝状および副賞として金一封の授与をさせていただきました。下記にご報告いたします。

2021年9月8日(水曜日)小篠敏之様(株式会社鳥羽屋/京都府京都市)
            谷川清三様(きせる専門店 谷川清次郎商店/京都府京都市)

写真右から、榊田隆之(京都信用金庫理事長/当財団理事)、小篠敏之、谷川清三、中野善壽(当財団代表理事)【敬称略】

小篠敏之様よりコメント

先日は大変名誉ある賞を頂きありがとうございました。
また、中野様、同時に受賞されたきせる専門店の谷川様にも貴重なお話を伺い、有意義な時間を過ごさせて頂くことができました。
私は邦楽器絃全般の製造を生業としており、常にすべての演奏家の方に満足して頂ける絃をお届けできるように努めておりますが、今回このコロナ禍において受賞させて頂いたことの意味を重くとらえ、益々精進して参りたいと存じます。
今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようによろしくお願い申し上げます。


谷川清三様よりコメント

この度は、貴財団の設立趣旨に則り、実情、世間の悪者的な扱いを受けて居ります「たばこ文化」をご評価頂き、何とか良き「日本のたばこ文化」を文化として後世に遺して行きたく
精進致して居ります当店を表彰願い、誠に有難く存知て居ります。
元々、「たばこ」は嗜好品です。日本では、「刻みたばこ」、世界的には、「パイプタバコ」&「シガー:葉巻」が、本来の「たばこ」にて、煙は肺まで入れません。現在主流の「シガレット:紙巻きたばこ」は、紙が燃えるから煙害として悪評を受けて居るのではないでしょうか。「日本の良きたばこ文化」とは、日本唯一の「刻みたばこ」、これを嗜む為のパイプ=
「きせる:喜世留」、外出する時の「たばこ入れ」、家で嗜む時の「たばこ盆」等、自分お好みの各お道具を愛でながら、ゆっくりと癒しの一時を楽しむものです。
この良き文化を後世に遺すべく、今後共ご支援を賜りたく、宜しく、お願い申し上げます。



2021年10月1日(水曜日)小林康生様(越後門出和紙 職人/新潟県柏崎市)

小林康生様よりコメント

初めてお会いするのに久しぶりにしゃべりまくりでとても気持ちの良い時間でした。根っ子が繋がっているようで嬉しいことでした。自分ごときが過ぎたる賞を頂き、大金まで、宙に浮いたような気分でした。しかし、このようなお金を頂くことは初めてなので、無駄のない使い方に思い悩み、一人で頂いた賞ではなく、ずっと協力してくれた家族、工房スタッフ、それからここまで育ててくれた門出集落とも感謝の分かちあいと未来に向けてのメッシュ和紙の完成度を高め販売するために大事に使わせて頂きます。心より感謝申し上げます。